おれんじ鉄道側も経営立て直しに尽力する。25年3月には観光列車「おれんじ食堂列車」の運行を始めた。雄大な風景と、地元産の食材を使った料理が楽しめる列車は人気を集めた。今年の4、5月だけで、計約90本が走る。
さらなる集客策として今回、ななつ星の運行でJR九州と本格協議を開始した。ななつ星は、列車そのものが国内外の人気を集めていることに加え、沿線の観光地が注目される効果も期待できる。
一方、JR九州側のメリットもある。
「ななつ星」は25年10月に運行を開始した。九州が誇る観光列車として定着したが、飽きられないようにルートを含め、常に新しい魅力を発掘する必要がある。
主に九州北部を回るコース(1泊2日)と、九州全体を周遊するコース(3泊4日)があるが、これまで、おれんじ鉄道のある九州南西部の海沿いは走っていない。新ルートによって、美しい夕日などの観光資源を、ななつ星の誘客に生かすことができる。