“殺人ロボ”の恐ろしさ、先進国で物議 韓国サムスン製には非難の声 (1/6ページ)

2015.6.14 07:10

【エンタメよもやま話】

 本コラムでは2013年11月17日に、米軍があのハリウッド映画のスーパーヒーロー「アイアンマン」のように超人的な戦闘能力を発揮できる“パワード・スーツ”の実用化計画を進めているといったお話をご紹介しましたが、今回はこの話題に続き、本当に久々となる兵器関連のお話です。とはいえ、本当に恐ろしい内容ですよ。

 5月27日付で英紙デーリー・メールやデーリー・テレグラフ(いずれも電子版)などが伝えていますが、米カリフォルニア大学バークリー校でコンピューター・サイエンスを教えるAI(人工知能)分野の専門家、ステュアート・ラッセル教授が、英科学誌ネイチャー(5月27日付電子版)に、欧米で開発計画が進む“殺人ロボット”「自律型致死兵器システム(LAWS)」が人類に深刻な危機を及ぼす可能性が高く、その開発について世界が真剣に考えるべき時にきているとの論文を発表し、物議を醸しているのです。

 本コラムではAIの話題についても過去、何度かご紹介していますが、最近ではあの宇宙物理学の権威スティーヴン・ホーキング博士や、米宇宙関連企業スペースXと高性能の電気自動車メーカーで知られるテスラ・モーターズの最高経営責任者(CEO)を務めるイーロン・マスク氏が「AIは将来、人類を滅ぼす」と警告し、話題を集めました。

ラッセル教授が指摘する“殺人ロボット”のLAWSですが…

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