そして今回、ラッセル教授が指摘する“殺人ロボット”のLAWSですが“殺人ロボット”と言っても、ハリウッド映画「ターミネーター」に登場するあの骸骨(がいこつ)のような人間型のロボットではありません。
彼が指摘するのは、いま日本でも首相官邸の屋上に落下して大騒ぎになった小型無人機(ドローン)に機関銃やミサイルを搭載したようなものです。1991年の湾岸戦争以降、兵器の自動・無人化がどんどん進んでおり、最近では、イラクとシリアにまたがる地域で活動するイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」に対し、米軍が無人攻撃機「プレデター」で大規模な空爆を行い、幹部の殺害に成功しました。
こうした無人攻撃機は遠隔操作で敵地を正確に攻撃でき、現地での米兵の危険度も大幅に軽減できるのが利点と言われていますが、ラッセル教授はこうした無人攻撃機にAIが搭載されることを懸念。
論文で「AIとロボット工学は、知覚、運動制御、ナビゲーション、マッピングなどを元に(敵を攻撃する際の)戦術的意思決定や長期計画を提供することができ、両者は結合することを必要としている」と明言。