商品やシェアで世界一、日本一を誇る中小企業を集めた合同就職説明会。今年は売り手市場で、中小企業の採用は苦戦している=3月、大阪市【拡大】
面接会には、2週間にわたる「営業カレッジ」というプログラムで徹底的に鍛えられてきた“卒業生”が臨む。あいさつの仕方やビジネスマナーのほか、電話応対やセールストークなどを座学やロールプレーイングを交えじっくりと身につける。参加者全体の性格を分析すると、どちらかといえば控えめな傾向が強いため「自分の殻を破ってもらうことを重視する」(古庄拓・経営企画部執行役員)という。
殻を破る代表例が2日間にわたる飛び込み営業の実践訓練。担当エリアの地図と自分の名刺を渡され、実際に企業を飛び込み訪問する。1冊600円(税別)の小冊子を売りに行って、営業の厳しさと度胸を養う。
今回の卒業生の1人は東海大中退者。理学部に入ったが、自分に向かない学問だと悟り中退の道を選んだ。
しかし「日本は学歴で判断されてしまう。大学中退は一般的なレールから外れており、もう終わり」との境地に至り、携帯電話ショップなどに派遣社員として勤めざるを得ない日々を送った。