経営再建中のシャープは23日、大阪市西区のオリックス劇場で株主総会を開催。業績の悪化に伴って巨額赤字を計上し、株価は急落。5月に再建に向けた中期経営計画を打ち出したものの具体性には乏しい。来場した株主からは、経営陣の責任を問う厳しい声があがった。
シャープは主力の液晶事業や太陽電池、テレビの不振により、平成27年3月期は最終損益が2223億円の赤字(前期は115億円の黒字)に転落。単体で59億円の債務超過に陥った。総会では主力取引銀行などからの計2250億円の資本支援と、それに伴う優先株の発行などを提案するが、いずれも既存株主の将来の利益を損なう内容だ。
会場を訪れた株主からは厳しい声が上がった。大阪市住之江区の男性(66)は「質問できたら社長に退陣を要求したい。あれだけの赤字を抱えて倒産の瀬戸際。信じられない」と厳しい口調。長野県諏訪市の無職男性(55)も「あまりにも今回の決算はひどい。株を売るかどうかの判断をしたい。8割くらいは売ろうと考えているが…」と明かした。