男性株主「私は人数ではなく、人件費ベースで3500人分の削減をお願いしたい。基本給45万円、50万円の人を100%カット。課長、部長に涙をのんでもらう、1年限りで」
《給与全額削減という大胆な案の真意は、この先にあったようだ》
男性株主「『辞めてくれへんか』と言われたら、返答できないような人を泣かさないように(してほしい)。我々はシャープの応援団。泣いて会社を去るようなことはなく、笑って去るようにしてほしい」
高橋社長「残念ながら去っていただかないといけない社員には次の職場の斡旋も含め、しっかりと対応していきたい」
《すでに開始から3時間以上が経過している。高橋社長は「お時間も相当経過しましたので、後、質問は2名様とさせていただきたい」と人数を絞った。ここで初めて女性から質問が上がった》
女性株主「ずっと負の話ばかり聞かされて、プラスになる話をしてほしい。配当金ゼロですよね。シャープの製品を配当金代わりに配布していただければ、ちょっとでも株が上がるんじゃないかと思いますが」
高橋社長「(シャープを取り上げたテレビ番組)『ガイアの夜明け』のように発信していきたい。現在、こういう財務状況で、(製品の配布は)社内でそういう話をしていないので、ご了承お願いしたい」
女性株主「コマーシャルも少ない。もっとメディアを利用し宣伝するような方に持っていってほしい」
高橋社長「広報戦略としていろいろ考えて、やっていきたい」