【家電Watch】家電参入で急成長のアイリスオーヤマ 能力主義、20代の管理職も (1/6ページ)

2015.7.6 06:20

アイリスオーヤマの大山健太郎会長

アイリスオーヤマの大山健太郎会長【拡大】

  • 1階のショールーム。アイリスオーヤマが扱うさまざまな製品が並ぶ。園芸用品、ペット用品から家電まで、その数は1万5000点以上だという
  • 毎週月曜日に行われる全体会議の様子。1日中行われる
  • 社員同士の会議は立って行われることが多い
  • 宮城県角田市にある角田I.T.P./角田工場

 ■能力主義、20代の管理職も 製品開発は「スピード」重視

 仙台に本社を置くアイリスオーヤマが家電に本気を出し始めた。本腰を入れて家電に取り組み始めたのは、2009年からなのにもかかわらず、今や売り上げの4割を占めるほど急成長している。大阪には大手電機メーカー出身者ばかりを集めた家電のR&Dセンターを作るなど、その取り組みは本気だ。今回、宮城県角田市にある同社の重要拠点、角田I.T.P./角田工場に足を運んだところ、アイリスオーヤマの強さの一端が見えた。

 「体育会系」の会社

 印象を一言で述べるなら「体育会系」の会社だということ。これまでいろいろな電機メーカーの本社や工場に足を運んできたが、アイリスオーヤマはそれらとは一線を画している。特にユニークなのは、アイリスオーヤマならではの慣習。今回はその慣習とともに、アイリスオーヤマという会社を紹介していこう。

 まず驚いたのは、会長の大山健太郎氏が昨年、就任50周年を迎えたということ。個人でやっている小さな会社ではない。グループ従業員合計約8600人、総売上高3030億円の大企業だ。50年間トップが変わらないというだけでも、大山会長のカリスマぶりがうかがえる。

アイリスオーヤマを語る上で決して外せないのが…

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