讃岐うどん店チェーン「丸亀製麺」を運営するトリドールが、「世界上場外食企業トップ10入り」の称号獲得という野望に向けて、国内外の市場で大攻勢をかけている。10年後には売上高を約6倍に拡大、国内最大手で世界6位のゼンショーホールディングス(HD)を追い抜くという青写真を描く。積極的な買収や出店攻勢で年率20~30%という急成長を目指す創業者の粟田貴也社長の胸には、どんな勝算が秘められているのか。
ケニアに出店
「大風呂敷を広げ過ぎて(投資家に)迷惑をかけてはいけない」
トリドールの粟田社長は5月の決算会見で、2014年度に872億円だった連結売上高を2025年度に5000億円に引き上げる計画をぶち上げた。現在に比べ4000億円以上かさ上げしなければならないため、実現性を問う声も出たが、粟田社長の発言は強気一辺倒だった。
ただ、この目標の実現に必要な年率2、3割という高い増収率の確保は容易ではなく、直近の14年度は11.4%にとどまる。国内既存店の増収率が頭打ちになっているためだ。