さらに、6月30日には、欧米を中心にアジア料理を提供するファストフード店の運営会社の株式の60%を取得し、連結子会社化した。こうした買収戦略もフルに活用しながら、新業態の開発も加速させ、6月末に1000店だった世界店舗数を、今後数年間で1700店から3300店へと段階的に拡大。これに合わせて売り上げも急激に増やす方針だ。
とはいえ、現段階では、ゼンショーHDの背中はまだまだ遠い。ゼンショーHDのグループ店舗数は5月末で約4750店、15年3月期の連結売上高は5118億円と差は歴然としている。
「夢は大きく、現実には実直に取り組む」と話す粟田社長。
毎期の業績の積み重ねで、10年後の連結売上高5000億円という壮大な夢にどれだけ迫れるか。その行方にライバルのみならず、市場も熱い視線を注いでいる。(今井裕治)