顧客離れ…老舗アパレル苦難の時代 高級と低価格の間に埋没した「中流の上」 (5/5ページ)

2015.7.17 06:43

ラオックスとの共同出資会社設立の記者会見に出席したオンワードホールディングスの保元道宣社長(右)=6月22日、東京都内

ラオックスとの共同出資会社設立の記者会見に出席したオンワードホールディングスの保元道宣社長(右)=6月22日、東京都内【拡大】

 高級ブランドも躍進を続ける。矢野経済研究所調べでは、高級輸入ブランドの国内市場は08年のリーマン・ショック後に落ち込んだものの、13年には前年比20.3%増の1兆1674億円まで回復。アベノミクスによる景気の持ち直しを背景に14年以降も、円安に伴って多くのブランドが値上げをしたにもかかわらず、伸びが見込まれるという。「株高の恩恵を受けた富裕層の消費意欲は衰えていない」(矢野経済)ためだ。

 アパレル市場で低価格か高級への二極化が急速に広がる中、アッパーミドルブランドは浮上に向け、ネット通販にも力を入れるが、ファーストリテイリングもネット通販事業への傾斜を強め、セレクトショップも拡充を急いでいる。

 事業再構築の先に待ち受ける未来は決してバラ色ではない。再成長に向け、ヒットブランドの育成など、いかに顧客の心をつかむ提案を行えるかが、厳しい生存競争を生き抜く鍵を握ることになりそうだ。(永田岳彦)

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