三菱の存在感
日本メーカーでダイキンを脅かす存在はないのか。パナソニック幹部がアナリスト向けにした発言が波紋を広げている。
「ダイキンさんをベンチマーク(基準)とはおこがましい。三菱電機さんのほうをベンチマークとしてみている」
パナソニックでエアコンなど家電事業を統括する社内分社「アプライアンス社」の本間哲朗社長は5月20日のアナリスト向け説明会でこう話し、ライバルはダイキンではなく、三菱だと強調した。
ダイキンへの複雑な感情が垣間見られる発言で、これを伝え聞いた三菱関係者は「名前を挙げていただいて光栄です」と苦笑する。一方、ダイキン幹部は「三菱さんの実力を過少評価しているのでは」と話す。
実際、業務用エアコン市場で三菱の存在感は大きい。高層ビルに不可欠なエレベーターと連携する営業力が他社から恐れられているからだ。