三菱のエレベーターの世界シェアは3位。特に高い性能が求められる超高層ビルでの割合が高く、建設ラッシュの続く中東や中国で採用が相次いでおり、「エアコンも…」と攻勢を強めている。
また、財閥系の強みを最大限に生かす。ダイキンは昨年、「アジアのラストフロンティア(最後の未開拓地)」と呼ばれるミャンマーに本格進出したが、三菱はすでに政府系ビルなどにエアコンを設置していた。商社最大手、三菱商事などの進出と連動し、市場が開放されていない国に先んじて進出しているケースが目立つ。
強力ライバルがひしめく業務用エアコン市場でパナソニックに勝算はあるのか。
パナソニックは日本と中国、東南アジアのコンビニやスーパーなど流通を最重要ターゲットに位置づける。冷蔵・冷凍施設のほか、防犯カメラや電子看板など自社が強みを持つ主力製品とのセットで販売拡大をねらう。
東南アジアや中南米など温暖な地域に多い新興国の成長で、エアコン全体の需要は今後も拡大することが予測されている。エアコンをめぐる攻防が熱を帯びている。