石油元売り大手のJX日鉱日石エネルギーは17日、共通ポイント「Tポイント」の運営会社「Tポイント・ジャパン」と電力分野でも業務提携すると発表した。来年4月の電力小売り全面自由化に備え、JXエネが東京電力管内で販売する家庭用電力「ENEOSでんき」の契約客を対象に、電気の利用料金の額に応じてTポイントを付与する。
JXエネは、すでに「ENEOS」のガソリンスタンド給油時にTポイントを付与するサービスを実施中。そうしたノウハウを生かしながら、電力小売市場でも連携を進める。
電気料金に対し、どの程度の割合でポイントを付与するかは現在、検討中。来年1月の予約受け付け開始時までに決める。たまったTポイントは1ポイント=1円から、全国に39万店超ある提携先で使える。
電力以外のエネルギー大手が自由化を見据えた提携策を発表した例は、まだほとんどない。JXエネ関係者は「首都圏で東電の契約客を囲い込む」としており、今後、市場争奪に向けた前哨戦が過熱しそうだ。
全面自由化後は、とくに人口が増え続けている首都圏では、多くの業種の参入し、シェア争いが激しくなることが予想されている。
防戦する東電もすでに、共通ポイントや携帯電話会社など異業種との提携を積極的に進める。