客足は遠のき、GMSを展開するイオンリテールの15年2月期の既存店客数は前期比で4%弱減り、連結営業利益は90.8%減の25億円と激減した。
生本マグロに自信
増税の影響を見越した戦略が、結果に結びつかなかった反省もあり、今年度はPBの魅力改善を具体化する商品を矢継ぎ早に投入している。
その象徴が、6月にトップバリュの一つとして売り出した「奄美生まれ生本マグロ」だ。品質や価格で天然物のマグロに引けを取らない商品として自信を持っており、イオンリテールの土谷美津子取締役は「築地の仲卸しや料理店の方など、プロに太鼓判を押してもらった味です」と胸を張る。
一つの商品だけでは改革が実を結ぶわけでは当然なく、2の矢、3の矢と魅力ある商品を次々と提供しなければ顧客は変化を実感できない。このため今春以降、「ギリシャヨーグルト」や「五島塩のローストビーフ/ローストポーク」といった付加価値を高めたトップバリュの新商品を続々投入してきた。