三井住友海上、6420億円で英損保大手アムリンを買収 「再保険」強化目指す

2015.9.8 15:57

記者会見する三井住友海上火災保険の柄沢康喜社長=8日午後、東京都中央区

記者会見する三井住友海上火災保険の柄沢康喜社長=8日午後、東京都中央区【拡大】

 三井住友海上火災保険は8日、英損害保険大手アムリンを6420億円で買収すると発表した。来年1~3月に完全子会社化する。人口減少で国内市場が縮小する中、保険会社の保険金支払いリスクを引き受ける「再保険」分野に強いアムリンの買収で海外展開に弾みをつける。生損保業界の合併・買収(M&A)が一段と活発になってきた。

 再保険は保険会社が加入する保険。大規模な事故などで、他の保険会社に高額な保険金支払いが発生した場合、その一部を肩代わりする。

 アムリンは1903年創業。昨年の収入保険料は25億6400万ポンド(約4690億円)。世界の再保険市場の中心であるロイズ市場に参加する約50社の中で2位。海上保険や航空保険など専門性の高い分野を得意としている。

 2014年度の三井住友海上の持ち株会社MS&ADインシュアランスグループホールディングスとアムリンの正味収入保険料を単純合算すると3兆3578億円。同年度の東京海上ホールディングス(3兆1276億円)を抜くが、東京海上は6月に米保険会社HCCインシュアランス・ホールディングスを約9400億円で買収すると発表したため、首位を保つ見通し。

 生命保険業界でも、第一生命保険や明治安田生命保険、住友生命保険がそれぞれ米生保の大型買収を発表している。

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