ソフトバンクの店頭での加入申し込みをアピールする米ネットフリックスのリード・ヘイスティングス最高経営責任者(右)とタレントの山里亮太さん=2日、東京・銀座【拡大】
さらにうまみが大きいのは、加入者がソフトバンクの回線でネットフリックスを視聴することで得るデータ通信料だ。
動画のデータ量は標準画質(SD)で1時間当たり0.7ギガ、高画質(HD)で最大30ギガ。同社のスマホ料金は月間通信量が2ギガバイトのプランで3500円、5ギガバイトは5000円だが、大容量の動画を楽しむために2ギガプランから5ギガプランへ100万人のユーザーが移行すれば増収効果は年間180億円、200万人なら360億円に上る。これだけにとどまらず「(光回線の)『ソフトバンク光』の契約数も向上するだろう」(宮内社長)とそろばんをはじく。
新しい収益の柱に
従来型携帯からスマホへの買い替えが一段落し、機種変更のペースも鈍ったことで、携帯端末の国内出荷台数は低迷が続いている。調査会社のMM総研によると、14年度は前年比3.9%減の3788万台と3年連続で前年実績を割り込んだ。新規契約の大幅な増加が期待できない中で、動画や音楽などのコンテンツ配信を新しい収益の柱に育てることは、携帯3社にとって共通の課題となっている。