安川電機・中国現地法人の産業用ロボット工場でアーム操作を体験する中央大学の学生ら=中国江蘇省常州市(河崎真澄撮影)【拡大】
政治的な交渉や外交を「ハードパワー」とすれば、アニメに限らず民間ベースで文化や考え方を伝え合う「ソフトパワー外交」には、なおも困難な局面にある日中関係を打開する力がありそうだと田中さんはみる。
産業用ロボットのハードとソフト、日中関係や外交のハードとソフト。意味合いは少し異なれども、日本の持つ「ソフトパワー」を強みとして認識し、弱点を補いながら磨きをかけて、中国との関わりの中でいかに応用していくか、といった共通性もある。
アニメなど中国でも人気の高い日本のサブカルチャーと並んで、安川電機のドライアイスを使った金属表面の洗浄など、環境汚染のない最先端の技術やノウハウもパワーを発揮するだろう。学生たちが中国での研修経験を将来にどう生かしていくか。その成果を見守りたい。(常州 河崎真澄)