【VW排ガス不正問題】ブランド失墜で経営に打撃 トップの経営責任も 世界販売首位遠のく (2/3ページ)

2015.9.24 00:09

フォルクスワーゲンのウィンターコルン会長(ゲッティ=共同)

フォルクスワーゲンのウィンターコルン会長(ゲッティ=共同)【拡大】

 米環境保護局(EPA)によると、VWグループは2008年以降に米国内で販売したディーゼルエンジンの乗用車約48万台に違法ソフトを搭載し、大気浄化法違反の疑いがある。違法ソフトは「試験」状態を検知すると、排ガス浄化機能がフル稼働して基準を満たすが、実際の走行時には同機能が大幅に低下する仕組みになっている。不正対象車が実際に走行した際の窒素酸化物(NOx)の量は基準の最大40倍になるという。

 米メディアによると、米国がNOx基準を厳しく設定する中、VWはこの基準を守ると燃費性能が低下してライバル車よりも見劣りするのを嫌気し、不正に手を染めたとみられている。

 ウィンターコルンCEOは「可能な限り早期に徹底的で透明な調査を行う」と述べるとともに、独メディアによると「私を信頼してほしい」とトップの座にとどまる考えを示唆した。ただ、23日に監査役会の主要メンバーによる会議が行われ、トップの責任論を協議したもようだ。

 不正問題の影響は世界に広がっている。VWグループにアウディ、ポルシェなど10を超えるブランドを持つが、ブランドイメージの失墜からこれらブランドの世界販売に影響に及ぶ可能性もある。

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