【VW排ガス不正問題】ブランド失墜で経営に打撃 トップの経営責任も 世界販売首位遠のく (3/3ページ)

2015.9.24 00:09

フォルクスワーゲンのウィンターコルン会長(ゲッティ=共同)

フォルクスワーゲンのウィンターコルン会長(ゲッティ=共同)【拡大】

 また、米メディアによると、本国のドイツではメルケル首相が事態の徹底究明を求め、フランスやイタリア、韓国の当局もVWへの調査に着手。米司法省も刑事責任を問う可能性を含めて調査を始めた。

 米国では所有者らの訴訟が起きており、「VWはより長期にわたって一段と多額の費用支出を迫られる」(在米自動車ジャーナリスト)との見方が多い。訴訟の行方次第では、収益を長期間圧迫しかねない。

 VWは世界販売台数で15年上期にトヨタ自動車を抜いて初めて首位に立った。通年でも首位を狙っているが、道が遠のいたと言わざるを得ない。今回の問題でVWの先行きは見えなくなった。(ワシントン 小雲規生、会田聡)

【用語解説】VWの排ガス不正問題

 VWの一部ディーゼルエンジン車が違法ソフトウエアを搭載し、米国で排ガス規制を不正に逃れていた問題。VWは問題車両が世界全体で約1100万台に上る可能性があると発表、対策費用として65億ユーロ(約8700億円)を今年7~9月期に計上する。

 また、米メディアによると、米当局は大気浄化の法令違反でVW側に最大約180億ドル(約2兆1600億円)の民事制裁金を科す可能性がある。

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