実際、絢氏が「株主価値の向上」を繰り返し叫ぶなか、黒田電気の株価は値上がりを続けている。
C&Iなどによる株の大量保有が判明した昨年12月の1株1500円前後からじりじりと値を上げ、今年8月21日の臨時株主総会直前には2646円(18日終値)まで上がった。株主提案が否決されると1989円(25日終値)まで一気に下落したが、すぐに上昇基調を回復している。
松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「C&Iは『捏造』を追及して黒田電気の経営陣にプレッシャーをかけ、利益の100%株主還元などの提案を通そうとしている。まだ手を引いていないことのアピールになり、投資家の期待が高まって株価が上がっている」と分析する。