【日本発!起業家の挑戦】会社の立ち上げに正しい答えはない (3/7ページ)

2015.10.27 05:00

リアルコム創業者の谷本忠駿氏

リアルコム創業者の谷本忠駿氏【拡大】

 ◆教育の大変革必要

 《谷本氏がリアルコムを創業したのは、今振り返ってもIT業界にとって最悪とも呼べる時期だった。2000年、「ドットコムバブル」がまさに崩壊し始めたのがこの頃だ》

 --日本の商文化を変えるには難しいときに、リアルコムを創業されたように感じます

 「リアルコム創業の前、私はシリコンバレーに6年いたんです。そこでの人々の個人的な関わり方には感心しました。どこの会社で働いているかということはそれほど重要ではなくて、相手がどういう人間なのか、何ができるのかということを重視します。時には、カジュアルな会話が新しい事業を生むこともあります。今でもよく思うのですが、日本にもそんな直接的な知識の共有があれば、日本経済はずっと強くなれるはずです。創業にあたって、タイミングや市場規模はあまり考えていませんでした。ただ、リアルコムのアイデアに人生をかけられると思ったのです」

 --00年に比べれば、日本で起業するための環境は間違いなくよくなっていると思います

 「全体としては、だいぶ良くなっていますね。大企業は以前よりスタートアップと取引するようになっていますし、M&A(企業の合併・買収)も増えています。かつて大企業は社員を忙しくしておけば成長できると考えていましたが、そんなことをしていたら革新的なことはできないばかりかスタートアップに後れを取ると気付きました。成長を加速するにはスタートアップを買収する方が低コストで済みます。また、最近は大企業が生産性の低い社員を解雇するのを前ほど嫌がらなくなりました。経済全体にとって良いことです」

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