リアルコム創業者の谷本忠駿氏【拡大】
◆常に最善を尽くす
《12年にリアルコム代表取締役CEOを退任した谷本氏は、13年にテネクスを設立した。投資、スタートアップ支援、企業内ベンチャーの取り組みの相談に乗るなど、自らの経験を生かして次世代の起業家を育成中だ》
--日本のスタートアップの多くが海外進出を検討しています
「進出に際して、英語力が問題だと思っている人が多いですが、実際はグローバルマインドを持つことの方が大切です。06年にリアルコムのサンフランシスコ支店を開いたとき、2人の日本人エンジニアも一緒でした。一人にはほぼネイティブレベルの英語力があり、もう一人は英語があまり得意ではありませんでしたが、数カ月たってみると、英語ができないエンジニアの方が多くの人に出会い、さまざまな活動に参加して、有益なネットワークを作り上げていたんです。彼はとにかく一生懸命コミュニケーションを図ろうとしていたので、米国人も一生懸命彼の言っていることを理解しようとしました。完璧なスキルがなくても、今ある自分の力で常に最善を尽くすことが求められます」