リアルコム創業者の谷本忠駿氏【拡大】
--米国で日本のスタートアップが事業を始めることはそれほど難しくないのでしょうか
「もちろん大きな挑戦になります。でも、スタートアップにとってみれば、米国企業は日本の大企業よりは良いお客さんになり得ます。例えばボーイングのような規模の大きな企業であっても、スタートアップを相手にするのがどんなことか理解していて、全てがスムーズにいかないことも分かって商談を始めます。うまくいかないことがあっても許したり、何をどうすればサービスが改善するか建設的なフィードバックをくれたりします」
「しかし、日本企業を顧客にしていたらそうはいきません。一般的な顧客と納入業者の関係になります。スタートアップであっても、IBMや富士通といった大手と同じレベルのサポートを期待されます。当然、スタートアップでもできる限りのサポートは提供しますが、日本の顧客はうまくいかないことに注目しすぎて、将来的可能性の部分をあまり認めないように思います」
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日本とシリコンバレーを比較するとき、多くの人が創業者や資金調達という要素に注目する。しかし、谷本氏が対談で指摘したのはもっと重要な要素だ。人々がどう関わり合うか。顧客が納入業者と製品改善のために協働し、助け合う。成功した起業家が若い世代の起業家とネットワークを築き、学びを助ける。そうした交流のあり方は、何百万ドルのベンチャー投資よりもずっと価値がある。シリコンバレーが先頭に立ち続けるのには理由があるのだ。
文:ティム・ロメロ
訳:堀まどか
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