東芝は5日、平成27年9月中間連結決算で、販売時点情報管理(POS)システム事業の減損損失696億円を計上すると発表した。本業のもうけを示す営業損益は900億円規模の赤字(前年同期は1378億円の黒字)に転落したもようだ。中間期の営業赤字はリーマン・ショックの影響を受けた21年以来、6年ぶりとなる。
同社は中間決算を7日に発表する。土曜の決算発表は異例だ。利益水増し問題を受けて発足した新体制で決算取締役会を開催するが、7人の社外取締役の予定が平日には合わなかったためという。
中間期は、連結子会社の東芝テックが小売りチェーンなどに納入しているPOSシステム事業が不振だった。販売が計画を下回る見通しとなったため、24年に買収した事業の帳簿上の価値を引き下げた。このほか、家電部門の業績不振も続いたとみられる。
主力の半導体は黒字を確保したもようだが、収益の柱である「フラッシュメモリー」も競争激化による価格下落で採算が悪化した。株式売却で1600億円以上の利益を計上したため、最終損益は400億円程度の黒字となる見込みだ。