不動産・建設、データ偽装で危機感 自浄作用の重要性増す業界 (3/3ページ)

2015.11.11 07:22

 建設投資額(出来高ベース)は8月まで5カ月連続で前年実績を上回り、「採算のとれる受注が増えた」(清水建設)ことが中間期の利益を押し上げた。しかし、今後の国交省の動きによっては収益環境に影響が出る恐れがある。

 このため、建設大手などが加盟する日本建設業連合会は自ら、各社に委ねられていたくい打ち工事についての指針を統一する方向で動き出した。好調な業績を維持する上で、「業界全体の責任として解決していきたい」(清水建設の黒沢成吉副社長)という自浄作用の取り組みの重要性が増している。(佐久間修志)

 ■建設4社の2015年9月中間連結決算

 (売上高/営業利益/最終利益)

 鹿島 7836(4.7)/321(9.6倍)/229(3.2倍)

 清水建設 7817(14.8)/395(2.4倍)/240(2倍)

 大林組 8346(2.9)/425(2.5倍)/278(96.7)

 大成建設 7270(9.2)/443(2.3倍)/315(2.5倍)

 ※単位:億円、カッコ内は前年同期比増加率%

                  ◇

 ■不動産大手5社の2015年9月中間連結決算

  (売上高/営業利益/最終利益)

 三井不動産 7989(6.8)/1096(19.0)/670(42.7)

 三菱地所 4849(10.6)/837(25.5)/562(5.3)

 住友不動産 3613(4.4)/847(11.6)/471(24.4)

 東急不動産HD 3512(9.0)/295(18.5)/148(31.8)

 野村不動産HD 2929(20.5)/407(39.5)/224(92.3)

 ※単位:億円、カッコ内は前年同期比増加率%

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