LINE(東京都渋谷区)は10日、スマートフォンからライブ動画を配信できるサービス「ラインライブ」を始めたと発表した。当初はAKB48やラグビー日本代表の五郎丸歩選手ら著名人がライブ映像や練習中の風景を配信、利用者は無料で視聴できる。来春にも一般利用者に配信するためのアプリを公開し、配信と視聴の枠組みを広げる。同社の最高戦略・マーケティング責任者の舛田淳取締役は「月間視聴者1000万人を当面の目標としたい」と話した。
著名人の公式アカウントから音楽やスポーツイベントが配信されるほか、ラジオやテレビ局と連携して番組の舞台裏なども配信される。配信者は広告や視聴者のチップなどで収入を得ることができる。
リアルタイムの動画配信は、既にさまざまなサービスがあるが、舛田氏は「普段使っているラインから、今から番組が始まるという通知が来るのが、ラインライブの強みだ」と自信を示した。今後の展開にいついて、舛田氏は「ショッピングやニュースなど、新聞とテレビ、ラジオなど既存の枠組みを超えるようにサービスをうまく使っていただければ」と話した。