4Kは好調
ひさびさの 明るい材料も発表された。成長する4Kテレビの国内市場ではシャープは好調なのだ。
調査会社のBCNによると、シャープの4Kテレビのシェアは7月から国内シェアトップを守り、10月には31・6%となっている。2年前にはソニーが7割近くを占めて独壇場だった勢力図を塗り替えた格好だ。
シャープは昨年の年末商戦で4Kのラインナップが他社より出遅れたため大苦戦。テレビを中心としたデジタル情報家電が27年3月期に134億円の営業赤字を計上する原因となった。
このため今年は6月に新しいモデルを投入。独自の画面の首振り機能も好評といい、販売を押し上げた。他社が液晶テレビのCM放送を見送るなか、シャープが積極的にCM展開したことも知名度アップにつながった。