化粧品売り場で接客をする資生堂の担当者。時短勤務者も週末出勤や遅番勤務をしている(同社提供)【拡大】
だが、大手メディアの報道をきっかけに反響を呼んだ。「女性に優しくない」「先進的な会社だと思っていたのに」などと批判の声が上がった一方、「時短者が増えると周囲にしわ寄せがいくのも事実」「男性や周囲の協力次第では」など理解の声もあった。賛否両論に沸いたのは、出産後も働き続ける女性が増える社会で、資生堂の悩みがひとごとではないことを物語っている。
「夫が保育園に子供を迎えに行く日はフルタイム勤務ができる」「バーゲンセール初日は週末でも出たい」
こうした現場からの声をきっかけに、高島屋は時短取得者の事前申請に限り、日によってフルタイム勤務ができる制度をつくった。同社の担当者は「忙しい日は力になりたいという時短勤務者は少なくない」と指摘する。弾力的な仕組みをつくることで、時短勤務者を“戦力化”した例だ。