賛否両論の“資生堂ショック” 勤務制限社員を活用、現場の戦力落とさぬ試み (2/5ページ)

2015.12.28 08:00

化粧品売り場で接客をする資生堂の担当者。時短勤務者も週末出勤や遅番勤務をしている(同社提供)

化粧品売り場で接客をする資生堂の担当者。時短勤務者も週末出勤や遅番勤務をしている(同社提供)【拡大】

 だが、大手メディアの報道をきっかけに反響を呼んだ。「女性に優しくない」「先進的な会社だと思っていたのに」などと批判の声が上がった一方、「時短者が増えると周囲にしわ寄せがいくのも事実」「男性や周囲の協力次第では」など理解の声もあった。賛否両論に沸いたのは、出産後も働き続ける女性が増える社会で、資生堂の悩みがひとごとではないことを物語っている。

 「夫が保育園に子供を迎えに行く日はフルタイム勤務ができる」「バーゲンセール初日は週末でも出たい」

 こうした現場からの声をきっかけに、高島屋は時短取得者の事前申請に限り、日によってフルタイム勤務ができる制度をつくった。同社の担当者は「忙しい日は力になりたいという時短勤務者は少なくない」と指摘する。弾力的な仕組みをつくることで、時短勤務者を“戦力化”した例だ。

「育児に忙しい社員の負担が大きくなる」と反響を呼んだが…

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