化粧品売り場で接客をする資生堂の担当者。時短勤務者も週末出勤や遅番勤務をしている(同社提供)【拡大】
資生堂ショックでは、週末出勤や遅番勤務が「育児に忙しい社員の負担が大きくなる」と反響を呼んだが、配偶者の協力があれば話は別だ。
花王は男性の育児休業取得率が単体で37%と高い。社員向けの育児休業からの復職前セミナーには、社内外を問わずに配偶者も同席してもらう。父親向け育児セミナーも開く。仕事と育児の両立を「女性だけの問題にせず、男性も参加する」(担当者)という企業風土の醸成を工夫する。
全社員に対し、在社時間にとらわれない柔軟な働き方を実施する動きも広がりつつある。時短勤務だけが「特別な働き方」にならず、不公平感も生まれにくい。
社員の半数近くが女性という損保ジャパン日本興亜では、育児に忙しい社員は珍しくない。「今後は介護問題を抱えて勤務時間に制約がある社員は当たり前になる」と判断。4月から働く時間を選べる「シフト勤務制度」を全社員を対象に始めた。