医療開発、企業と「意思疎通」 川崎モデル、全国から視察者 (2/5ページ)

2016.1.6 06:40

有機合成室での実験の様子=2015年11月、川崎市川崎区のナノ医療イノベーションセンター

有機合成室での実験の様子=2015年11月、川崎市川崎区のナノ医療イノベーションセンター【拡大】

  • 電子顕微鏡と片岡一則・東京大大学院教授

 付加価値高める

 2005年の同社川崎工場閉鎖を受け、同市は殿町3丁目地区の整備方針を策定。医薬品や医療機器、先端医療に代表されるライフサイエンス分野の拠点を目指したまちづくりに乗り出した。鈴木毅・市総合企画局担当理事は「日本で付加価値の低い素材を作って輸出するビジネスモデルはもはや成り立たない。特に京浜臨海部は地価が高く、付加価値の高い産業を誘致しない限り、地域経済の再生はなかった」と指摘した。

 ただ、工業用地を開発したからといって企業がすぐに入居するとは限らない。そこで同市はまず実験動物中央研究所(実中研)の誘致に乗り出した。

 11年7月、キングスカイフロントに進出した実中研は、新薬や医療機器の開発には欠かせないマウスなどの実験動物の開発に取り組む。実中研は世界で初めて、マーモセットというサルの遺伝子を改変した新しい実験動物「トランスジェニック・マーモセット」を開発した。

「視察に訪れた研究者から、『こんな施設は見たことがない』という声をよく聞く」

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