もちろんこれで高速鉄道の輸出への道が全て閉ざされたわけではない。世界に目を転じると、高速鉄道の建設計画がめじろ押し。日本は着々と受注に向けた布石を打っている。
インド西部のムンバイ-アーメダバード(約500キロ)の高速鉄道計画で、日本の新幹線方式が採用されることが15年12月に決まった。インドネシアで敗れた日本が、インドで一矢を報いたかたちだ。
15年12月12日にインドで開かれた安倍晋三首相とモディ首相との会談で総事業費約1兆8000億円のうち、最大で1兆4600億円の円借款を行うことも決まった。両国は共同で行った事業化調査の結果について、新幹線方式が最適とする最終報告書が15年7月に公表されていた。