高速鉄道の輸出の成功例に挙げられる台湾新幹線は、車両こそ日本製だが、分岐器はドイツ製、列車無線はフランス製など日欧の技術が混在している。インドは新幹線の輸出としては台湾に続いて2例目だが、包括的なパッケージ輸出が実現すれば初めてとなる。
インドの他にも、日本の新幹線方式の採用が有力視されるのが米国だ。テキサス州のヒューストン-ダラス(約400キロ)を1時間半で結ぶ高速鉄道計画に、日本の官民ファンド「海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)」が15年11月、計画を推進する地元企業のテキサス・セントラル・パートナーズ(TCP)に、4000万ドル(約49億円)を出資することを決めた。JR東海は、東海道新幹線で使われるN700系をべースにした車両などのシステム全体の採用を働き掛けている。17年に着工、22年の開業が目標だ。JOIN以外にも地元の不動産開発会社が出資を決めるなど、資金集めも着々と進む。