「爆買い」取り込め…京阪と南海が“同盟” コラボが広がる背景とは? (4/4ページ)

2016.1.17 07:18

京阪電気鉄道の京橋駅に掲示されている南海電気鉄道の観光列車をPRする看板

京阪電気鉄道の京橋駅に掲示されている南海電気鉄道の観光列車をPRする看板【拡大】

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 特に関空に乗り入れている南海には恩恵が大きく、空港線の利用者は前期より20%程度増加しているという。以前は空席が目立っていた空港線の特急「ラピート」は満席になることが珍しくなくなっている。

 そこで京阪と南海は、コラボで訪日外国人のさらなる取り込みを計画。27年8月からは訪日客に限定した企画乗車券「YOKOSO!KYOTO TICKET(ようこそ京都チケット)」を発売している。

 この乗車券は南海の関西空港駅から難波駅までと、大阪市営地下鉄の難波駅から淀屋橋駅、京阪の淀屋橋駅から京都方面に利用できる。京阪の京都エリアではフリーに乗車が可能で、料金は1500円。通常の利用でも300円以上は割安になるという。

 南海の外国人向けホームページで販売しており、両社は訪日外国人に「京都観光は南海と京阪で」とアピールする。

 京阪とのコラボについて南海の遠北光彦社長は「交通網を広げることは沿線住民の利便性の向上につながる。今後もいろいろな方法を模索したい」と話している。

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