男性用化粧品で、ブランド刷新や商品投入の動きが活発になっている。資生堂は、整髪剤を中心とする主力ブランド「ウーノ」を近く刷新。ユニリーバ・ジャパンは、整髪剤を今春初めて投入する。男性用は若年人口の減少などで整髪剤の販売不振が目立つ一方、汗・におい対策など好調な分野もある。市場の変化に対応しつつ、各社各様の戦略で購入意欲を刺激し、新規需要を掘り起こす。
訴求力取り戻せ
資生堂は、ウーノの商品パッケージを近く一新する。現在は一部でカラフルな色使いを採用しているが、黒を基調にした以前のデザインに戻すとともに、統一感を打ち出す。
ワックスタイプの整髪剤が人気というトレンドを踏まえ、主力の霧状整髪剤「フォグバー」を4種類から2種類に減らすなど商品構成も一部見直す。また代理店経由の販売に切り替え、より多くの店頭で扱われることを目指す。
ウーノはかつて、ライバルであるマンダムの「ギャツビー」と市場を分け合っていたが、ここ数年はシェアで大きく水を開けられている。整髪剤でワックスタイプに力を注いだマンダムに対し、2009年に同社が初めて投入した霧状に傾斜しすぎたことが明暗を分けた一因とみられる。今回の刷新には、“原点回帰”を図ることで、高いシェアを誇っていた時代の訴求力を取り戻す狙いがある。