おいしさと健康の両立
プロジェクトは、14年12月から本格的に始まった。消費者庁への届け出に必要な論文や資料などの作成・収集が急ピッチで進められた。マーケティングや商品開発、品質保証、原料調達など、関連部署の担当者が東京都内の本社と研究開発本部を行き来し、打ち合わせを重ねた。
中身の開発を担当した商品開発研究所商品開発第一グループの山口航主任は「一般的な緑茶に比べて苦渋みのある後味を和らげることが課題だった」と振り返る。そこで、大麦を加えることで香ばしさを出して飲みやすくした。ヒット商品である「十六茶」「六条麦茶」などで培ったおいしいお茶作りのノウハウが生かされた。
臨床試験の結果から、メチル化カテキンは1日34ミリグラム(めめはな茶1本当たりは17ミリグラム)摂取することにより効果が期待できるが、商品中のメチル化カテキンは酸素に触れると別の物質に変化してしまう。そこで、山口さんは処方や製法上の工夫を施し、賞味期限内(6カ月)に継続してメチル化カテキンが変化しないことを実現した。