【ビジネスのつぼ】アサヒ飲料が社内で温めてきた“資産” 目や鼻の不快感を緩和する緑茶 (5/5ページ)

2016.2.1 06:29

目や鼻の不快感を緩和する効果のある緑茶飲料「めめはな茶」

目や鼻の不快感を緩和する効果のある緑茶飲料「めめはな茶」【拡大】

  • めめはな茶の開発当時を振り返る山口航さん、宮本雅美さん、篠田有希さん(左から)=東京都墨田区のアサヒ飲料本社
  • 鹿児島県で栽培されているべにふうき
  • 新生アサヒ飲料が注力する6ブランド

 ≪企業NOW≫

 ■6ブランドに重点投資

 アサヒ飲料は1月からカルピスと統合し、“新生アサヒ飲料”としてスタートした。既に昨年統合した営業部門、マーケティング部門に加え生産、物流部門などが一体となった。全社が一丸となって、スピードある変革を進めていく。

 2016年の清涼飲料市場について、前年並み、もしくは1%程度の増加で推移するとアサヒ飲料はみる。消費者の商品の選択基準はますます厳しくなっており、高付加価値商品の提供が不可欠だ。そこで、「ブランド強化を軸にした売り上げ成長」を成長戦略に掲げて、2つの軸を展開していく。

 1つ目は、重点6ブランドへの投資を集中させることだ。130年を超える歴史を持つ「三ツ矢サイダー」、そしてまもなく100年目を迎える「カルピス」をはじめ、「ワンダ」「十六茶」「ウィルキンソン」「おいしい水」の6ブランドについて、積極的なマーケティング投資を行う。

 2つ目は「健康を軸とした商品開発」。確かなエビデンス(根拠)に裏付けされた価値のある「特定保健用食品」「機能性表示食品」の製品だけでなく、「安心」「安全」「国産」「地域限定」など個別ブランドが持つ基本的な健康価値を強化する。

 家族が本来の健康を取り戻したり、安心素材で健やかで元気な毎日を保ったりすることなどに貢献することで、「アサヒ飲料=健康に強みを持つ会社」というイメージを醸成したい考えだ。

 ■アサヒ飲料

 【設立】1982年3月

 【本社】東京都墨田区吾妻橋1-23-1

 【資本金】110億8168万円

 【売上高】4312億円(2014年12月期)

 【従業員数】約2000人(14年12月末)

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