積水ハウスは神奈川の全支店に女性現場監督を配置している【拡大】
日本建設業連合会の宮下正裕副会長(竹中工務店社長)は「活躍の場をもっと広げることが必要」と強調。建設各社にさらなる取り組みを促す。
鹿島は近年、施工部門での勤務を前提とした採用を実施。女性社員も入社1年目から全国の支店現場に配置され、モノづくりの経験を積む。これに伴い、女性が活躍しやすい環境づくりにも力を注いでおり、「ワーキングチームを立ち上げて女性の意見を収集した」(小泉博義副社長)。この結果に基づき、いくつかの改善を行った。その一つが作業着のデザインだ。
従来の作業着は男女共同で、ボタンとボタンの間隔が同じだった。これを胸元が見えにくいように、女性用は間隔を短くした専用の作業着を作ることで対処した。重いと不評だったヘルメットの軽量化も実現した。
経済産業省が女性活躍推進に優れた上場企業を選定する「なでしこ銘柄2015」に選ばれた積水ハウスは、現場に女性監督を積極的に投入している。特に力を入れているのが神奈川県で9つの支店全てに配置している。
施主の反応好評
小谷美樹ダイバーシティ推進室部長は「『通路に段差があると靴がひっかかってしまう』といったように、男性とは異なる視点が入ることで、安全体制の強化につながる。施主の反応も『話しかけやすい』と好評だ」とメリットを説く。