当時、シャープは首脳が会見を開かず、広報担当者が説明するにとどまったことから怒りが公式に集中した。「シャープは、日本の会社とは認めません!」など厳しい声があった。
これに対し、公式は「私のことは嫌いになっても…シャープの製品のことは嫌いにならないでください」と投稿した。元AKB48のタレント、前田敦子さんの有名な言葉を引用した絶妙な切り返しで注目を集めていた。
当時に比べると、鴻海傘下入りには技術流出を懸念する声は一定数はあるが、批判の声は少ない。
むしろ、「頑張れシャープ」「AQUOSとヘルシオユーザーです…応援してます」など、応援メッセージが圧倒的な情勢だ。
懸念の声も「絶対に工場の屋上から身投げする若い工員を出さないでください!」など、シャープではなく、鴻海の労働環境に向けられているものが目立っていた。