会見する、IHIの次期社長に内定した満岡次郎取締役常務執行役員=22日午後、東京都江東区(鴨川一也撮影)【拡大】
「朝令暮改をためらわない。短気と周囲からも言われている」と自身の性格をこう評す。「先輩たちからは最後まで話を聞くように注意されてきた」と苦笑いする。
ただ、その短気な性格が航空機ジェットエンジン事業を牽(けん)引(いん)し、収益拡大に貢献してきた。同事業は今や営業利益の6割を稼ぎ出す存在となり、次期社長の有力候補と目されてきた。
社長就任の打診を受けたのは2月上旬。海外から受注した工事トラブルなどが相次ぎ、3度目の下方修正をした後だった。「責任を持って、会社を何とかしたい」と思い、数日後に引き受ける返事をした。
これまで手がけたプロジェクトの経験を生かし、ものづくり力の復権を図る考え。その上で顧客からの信頼回復を果たすのが課題だ。
過去にとらわれず、「変化について考えるのが好きだ」という。変化への迅速な対応で、不安定な収益基盤を変革するリーダーシップが期待される。
趣味は読書。ジャンルは推理小説から歴史物まで和洋問わず、ひたすら乱読する。家族は妻と1男1女。(黄金崎元)