発売された米アップルの新型スマートフォン「iPhoneSE」。右は現行の「6s」=31日午前、東京都渋谷区【拡大】
IT専門調査会社のMM総研によれば、昨年のアイフォーンの国内出荷台数は前年比10.6%減の1473万台で、アイフォーン発売以来初めて前年を割り込んだ。横田英明研究部長は「SEでアイフォーンの機種数が増えたことは販売増加のプラス材料になるが、市場全体への影響は限定的だろう」との見方を示す。
しかし、SEはこれまでの6などとは異なるマイナーチェンジモデルのため、アイフォーン人気そのものが衰えたと言い切るのは早計だ。今秋には次期主力モデルの「7」(仮称)が発売されるとみられており、アップルや携帯大手各社は、7を軸に今年の販売台数の底上げに期待を込めている。