国内新車販売で激突するホンダ執行役員の鈴木麻子氏と、日産自動車専務執行役員の星野朝子氏【拡大】
ホンダ生え抜きの鈴木氏と異なり、星野氏は銀行を退職後、米国で経営学修士(MBA)を取得。マーケティングリサーチの専門家として活躍していたところをゴーン社長にヘッドハンティングされた。
首位トヨタの背中遠く
国内新車販売は前年割れが続いており、特にホンダと日産の不振が際立っている。
登録車で5割近いシェアを持つ首位のトヨタは昨年、前年比3.6%減の142万台を販売。一方、ホンダは14.6%減の38万台、日産は11.8%減の37万台に止まり、落ち込み幅はトヨタを上回った。
ホンダは主力車「フィット」で相次いだ品質問題で新型車の投入が遅れ、思ったような販売台数につなげられていない。日産も国内で新型車が少なく、反転の兆しをつかめないままだ。