
外部給電器をつなぎ「走る電源」としても使えるホンダの燃料電池車(FCV)「クラリティフューエルセル」=18日、埼玉県和光市本町【拡大】
さらに、車内の静かさにも驚かされた。約15分間の試乗で走行音としてはっきりと聞こえたのは減速時のモーター音のみ。高級感のある内装も手伝って、ゆったりとした気分でドライブを楽しめた。
試乗では高速走行はできなかったが、「加速の応答の速さに加え、伸びやかな走りを目指した」と開発責任者を務めた本田技術研究所の清水潔主任研究員は語る。
新型クラリティは、約3分の水素充填(じゅうてん)で約750キロを走ることができる。
ガソリン車と同様に冷暖房を使えば燃費が悪化するが、「1年を通じて平均500キロは走れる」(清水主任研究員)。エンジンにあたる燃料電池システムを小型化し、車台中央部分からボンネットに移動。車内空間を確保して5人乗りにし、「ガソリン車と同等の選択肢になる」(同)。