
国内初の岩谷産業の水素ステーション=平成26年7月、兵庫県尼崎市【拡大】
FCVは、燃料の水素が空気中の酸素と化学反応し電気と水を発生、電力でモーターを回転させる仕組み。排出されるのは水だけの究極のエコカーともいわれることもあって話題を呼んでいる。
課題はFCVに燃料を供給する水素ステーションの普及で、政府は全国にある現在約80カ所から今後10年で4倍にし、平成42年までにFCVの販売台数を80万台にまで増やす計画だ。
エネルギー効率の高い家庭用の燃料電池「エネファーム」を使ったコージェネレーション(熱電併給)も導入が進むなど社会的な認知度が高まっている。
政府は32年開催の東京五輪までに一定の整備を進め、国内外に水素社会への転換をアピールしたい考えだ。
採算に合わなくても
水素社会の実現に向け、岩谷産業は積極投資を続けている。一昨年夏には兵庫県尼崎市に国内初の水素ステーションを設けた。それ以降も整備を続け、すでに約20カ所で設置している。