規制委は4月6日、この関電の報告について協議。了承はしたものの、田中俊一委員長は「(トラブルの内容が)電力専門の会社なのに今さらだ。社会的信頼の喪失は大きく、深刻に反省してほしい」とにがりきった表情だった。
なぜ起こった
関電では、検知機の接続方法を同様に変更して発送電をスタートした事例がこれまで5回あった。それでも過電流の異常で警報が鳴ったのは今回の高浜4号機が初めてだった。
実は、検知機が反応する電流の値を引き上げておくことを怠った以外の理由を指摘する声もある。
北海道大工学部の奈良林直教授(原子炉工学)は「原発の発送電作業は、通常なら1年1回ほどしかないが、それ以上の期間が空いたため運転員の操作の感覚が鈍った面もあるのではないか」と指摘する。