自動車部品メーカーのタカタは9日、2016年3月期連結決算の業績予想を下方修正した。エアバッグのリコール(無料の回収・修理)などによる特別損失を166億円計上、50億円の黒字を見込んでいた最終損益が130億円の赤字となる。赤字は2期連続。
売上高は為替レートの変動の影響で従来予想比20億円減の7180億円、営業利益は20億円増の420億円とした。リコール関連費用は部品不足で、修理が可能になるまでエアバッグを一時停止する作業が必要になったことなどで増えた。
タカタが27年3月期までにリコール費用を計上したのは約950万個分のみ。米道路交通安全局(NHTSA)が今月4日に最大4000万個の追加リコールを命じたことで、対象は拡大しているが、タカタは費用を肩代わりする自動車メーカーとの分担協議が決着するまで計上を先送りする方針。