会見を行った日産自動車のカルロス・ゴーン社長(左)と三菱自動車の益子修会長=12日、横浜市(大西正純撮影)【拡大】
三菱自動車の益子修会長は12日、日産自動車との提携会見で、同日覚書を結んだ両社の提携について「年内には交渉を最終的にクローズできるよう努力する」と述べた。
益子氏は今後両社で協業分野については「商品ラインアップの強化、先進国など海外の工場での協業、中国での生産能力の問題の解決」などを挙げた。
カルロス・ゴーン日産自動車社長は協業分野について「まずは購買やプラットフォームの共用化、東南アジアでの協業など、明らかにシナジー効果を見込める分野での協業を検討した」と話した。米州での協業などまったく検討していない分野もあるとした上で、「協業できることはたくさんある」と述べ、さらなる協業範囲の拡大に期待を示した。