タカタ製エアバッグの欠陥による大量のリコール(無料の回収・修理)問題で、米国での修理の完了率が35・1%にとどまることが13日、分かった。日本より約20ポイント低い。米国では全土をカバーする厳格な車検制度がなく、所有者が気付きにくいことなどが日米の差につながったようだ。事故防止のため米当局は比率向上への努力を自動車メーカー側に要求している。
米国での完了率は4月22日時点で、米道路交通安全局(NHTSA)が集計した。リコール対象のエアバッグ数のうち修理が終わった数の割合を示す。国土交通省によると、日本での完了率は3月末時点で54・3%。
NHTSAは5月に入ってリコール対象を従来の約2880万個から最大で6900万個程度に増やす方針を示した。修理を進めなければ、新たな事故を誘発する恐れもある。NHTSAのローズカインド局長は「完了率には不満があり、メーカーに対象車の100%修理を目指すよう求めた」と説明している。(共同)