その代わりに設定された報道各社とのインタビュー。産経新聞とのインタビューで井阪氏は鈴木氏の肩書について、「名誉顧問とか特別顧問とかいろいろ案が出ている。最高顧問は全部の上という感じで収まりが悪い」と明言。鈴木氏の側近らが推す最高顧問の肩書は採用せず、名誉顧問を提案した社外取締役らに近い考えであることをにおわせた。
退任が決まっても、その処遇をめぐって意見が分かれるのは、約24年にわたってグループトップとして君臨し、流通業界のカリスマ経営者といわれた鈴木氏の存在感が大きいからともいえる。
立場が変わり、新たにグループトップとなる井阪氏の意向を受け入れ、名誉職としての肩書も決められて本社から追い出される形となるのか。それとも鈴木氏に近い幹部が盛り返し、本社にとどまった鈴木氏の影響力が残る中で、新体制が船出するのか。お家騒動の余波はまだ続きそうだ。(永田岳彦)