統合失調症の人の就職・転職支援のための研修。成功体験を積むことで自信を取り戻すことを目指す(イメージ)【拡大】
模擬職場で封入作業など軽作業からパソコンを使ったデータ入力や資料作成など、さまざまな職種を体験できる機会を提供し、自分に合った仕事を見つけるとともに、実践的な職業スキルとビジネスマナーを身に付ける。グループ活動を通じて自分の考えを相手に伝えることや、円滑な人間関係を築くための手法も学べる。またクリニックと提携し、自分の症状を理解して対処する方法を身に付けることで、就職後も継続的に就労することを目指す。
週5日間通所し、午前10時から午後4時までのプログラムを受講する。就職が決まると卒業となるが最長で2年間在籍できる。
就職に関しては2000社に及ぶ取引先企業や、ハローワークで採用活動をしている企業の中から、精神障害者の採用に積極的な企業の求人情報を提供。就職アドバイザーが、キャリアカウンセリング、面接対策などで個別に支援する。入社後も長く働けるよう各支援機関と連携してサポートしている。このため就労移行支援事業所の就職率が全国平均25%であるのに対し、同社は途中で体調を崩した人以外、ほぼ全員が就職している。
収入の状況により無料の場合と自己負担が発生するケースがある。同社の利用者の90%以上は無料で利用している。
就労移行支援事業部の中山伸大部長は「きめ細かく対応する専門的プログラムと障害への理解、企業とのネットワークを活用して、統合失調症の人の社会参加に貢献したい」と話している。