トヨタ自動車は30日、4月の国内生産台数が前年同月比18.8%減の約20万1千台となり、2カ月ぶりに前年実績を下回ったと発表した。熊本地震でグループの部品工場が被災し、ドア部品の供給が滞ったことを受け、国内の大部分の車両組立工場を一時停止した影響が出た。
4月15日にトヨタ自動車九州の宮田工場(福岡県宮若市)が停止したのに加え、愛知県など他の地域の工場も19日から段階的に止めた。停止した各工場は25日から順次再開し、5月6日からは全てが通常通り稼働している。
地震による減産は約8万台という。4月はハイブリッド車(HV)「プリウス」の新型車効果もあり、前年同月から3万台以上増やす予定だったが、約4万7千台の減少となった。
輸出も減産が影響し、14.5%減の約12万7千台と落ち込んだ。国内販売は9.9%増の約11万5千台。国内と海外を合わせた世界生産では6・2%減の約66万9千台となった。